奥日光・那須ツーリング

プロローグ

研修先でお世話になる社員寮にSTを持って行ったので、週末はここを拠点にツーリングをしようと考えていた。
慣れない社会人生活・一人暮らしに苦労したが、逆に考えれば今まで行くことが少なかった北関東を走るには絶好の機会といえる。
ということで、研修生活最初の週末は奥日光・那須方面へツーリングに行ってきた。

初めての那須方面

[07:10]
寮を出発し、まずは那須高原を目指す。
GSで店員さんと立ち話をしたが、やはり3月の大震災以降は客足がかなり遠のいているとのことだ。
これが風評被害なのだろうか。色々と考えながら山を目指す。


那須高原周辺は別荘や小洒落たレストランを多く見かける高原リゾートの様相を呈していた。
コンビニの看板も茶や白を基調とした、周辺の風景と同調した配色になっている。
ちなみに那須高原有料道路(ボルケーノハイウェイ)と那須甲子有料道路は既に無料償還されているそうだ。
僕の持っているツーリングマップルは2007年版なのだけど、そろそろ更新したほうがいいかもしれないな。


[09:20]
細かいカーブが続く道をひたすら登って行くと、頂上付近には公営の駐車場があった。
駐車場は那須岳登山の拠点になっているようだ。
この日も登山装備を整えたパーティを複数見かけた。
ロープウェイを使えば山頂までは1時間ちょいでいけるようだが、今回はパス。
すこしゆっくりしてから、今度は那須塩原方面へ舵をとった。


高原から降りた山中は緑もかなり濃くなってきていた。
木々の香りを楽しみながら、塩原の温泉街を駆け抜ける。

またもや事故現場に遭遇


続いて向かったのは日塩もみじラインだ。
ここは秋になると紅葉がとても綺麗とのことで、毎年大渋滞が発生するそうだ。
時期が時期だけに色鮮やかな景色を楽しむことはできないが、それでも綺麗なもみじの葉(とワインディング)を楽しむことができた。
料金は二輪は400円也。


[11:30]
日塩もみじラインを抜けるとそこは鬼怒川温泉。
温泉が有名だが暑い時間帯なので控えておくことに。
その代わり涼を求めて龍王峡を訪れることにした。
火山岩が侵食されてできたという景色は美しく、水のせせらぎと相まってとても心地良かった。

龍王峡から西進し、さらなる涼を求めて霧降高原を目指した。
霧降高原道路に入ると、目の前に数台のツーリンググループが現れた。
「大型バイクばかりでワインディングなんか楽しそうだなぁ」と思っていたら、そのうちの1台が最初のヘアピンカーブで転倒。
さらに転倒した勢いでバイク(CB1100)は反対車線を下ってきた車に激突してしまった。
ライダーはジーンズが裂けた程度で無事だったが、車はバイクがぶつかったおかげでパンクし動けない状態。
道を塞いでしまっていたので僕も交通整理を手伝うことにした。
しかしここ1年でどれだけバイクの事故を見かけたことか・・・。
あまりの遭遇頻度に、友人からは「お前は死神でも引き連れているのか?」と言われる始末だし。

車とバイクの移動を見届けてから再出発。
気を引き締めてワインディングをかけ登っていった。


[13:00]
霧降高原は那須高原とは違ってのどかな牧場が広がる場所だった。
ソロツアラーとしてはこういう場所の方が肩身の狭い思いをしなくていいので気分的に良い。
早速売店へ向かい、爽やかな風を感じながら定番のミルクソフトクリームを食した。
さっぱりとした味であっという間に完食。ごちそうさまでした!

ワインディングを楽しむ日光エリア


[14:20] 霧降高原を下山し日光エリアへ突入。
いろは坂は特に観光シーズンでもないこともあってガラガラ。
2年前に紅葉見物に来た時が嘘のようだ。
調子良くステップを削りながら走っていると、あっという間に中禅寺湖に到着した。
少々雲が増えてきてすっきりとした景色ではないけれど、湖のほとりでしばらくまったりした。


前橋方面へ向かう途中に足湯の文字を発見したので寄り道休憩。
ここは「白根温泉 薬師乃湯」という所で、日帰り湯もやっているそうだ。
温泉にどっぷりは浸かれなかったけど、これはこれで疲れがとれたような気がして良い。

[18:00]
後は帰るだけ・・・といきたいところだがオイル交換の時期なので、最近できたばかりのナップス前橋店でオイル交換をお願いしてきた。
選んだオイル(量り売り)は一番安い全化学合成油(モチュール H-tech)。
聞いたことがない銘柄だけど、モノは試しってことで(個人的に全化学合成もモチュールも初めてなのでちょっと興味津々だったりする)。
作業が終わるまでに近所の松屋で夕食を取った。
本当はニコニコ亭に行きたかった・・・。

作業終了後、前橋ICから北関東自動車道を使って宇都宮方面へ。
あとはちょろちょろっと走って社員寮へ帰宅した。



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